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exhibition 1

白子勝之個展

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exhibition 1
白子勝之 個展

2010年6月4日(金) – 6月27日(日)
会期中 金・土・日 12:00 – 18:00 開廊
オープニングレセプション : 6月5日(土) 18:00 – 20:00
アポイントメント 承ります

植物のイメージに着想し、それに複数の異なるイメージを重ね合わせ存在させる。 そのイメージは中性的であり様々な解釈を生み出す。

白子勝之

日本伝統工芸「漆」の技術を巧みにいかしつつ、既存の「漆芸モダンアート作品」と呼ばれるものとは明らかに一線を画した 白子勝之による造形物。私はかつてこの類の作品を見たことがありません。白子は、自然界に存在する生物や現象から得た インスピレーションを「感性」というフィルターで濾過します。そうして生れ出る独自のデザインを無数のドローイングに落と し込んでいく。それらのドローイングは、まるで退屈しのぎにノートの切れ端に手の動くまま あてもなくグルグルと描き続け ているかの如く無作為なものから、一ミリの狂いも許されない緻密な設計図かと見紛うものまで、多種多様です。その中から 最終的なデザインを選出し、ランダムなまま、あるいは規則性を持たせて発展させ、実際に木を彫り出す・削る・組み立て る・漆や顔料をかける、という長い制作工程に入っていくのです。自然界から得たインスピレーションが源となるデザイン。 そしてそのデザインをもとに創造される美しい造形物は幾重にも重なり合うイメージを持ち、独特の存在感を創出します。

白子勝之の初個展となる本展 “ exhibition 1” では、シナ材・MDF・漆・顔料 等を使った立体作品と、自作の漆作品と植物・野 菜等の造形美を見事に組み合わせて撮影した写真作品をご紹介致します。

ロウ直美 | eN arts

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