eeny, meeny, miny, moe | orange
2016年9月2日(金)- 9月30日(金)
上記会期中 金・土・日 12:00-18:00 開廊
アポイントメント 承ります
オープニングレセプション:9月2日(金)18:00-20:00
*NUIT BLANCHE 2016:10月1日(土)15:00-21:00
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2016年9月2日から、4人の作家 今村遼佑、白子勝之、田中真吾、松田啓佑 によるグループ展 “ eeny, meeny, miny, moe | orange ” を開催致します。「色」は アーティストが作品を制作する際にとても重要な役割を果たします。そして 無数の色彩の中から選択する一色が、ときには その作品の運命をも決めてしまう要因とも成り得るのです。本展では、そのタイトルが示すように、出展作家が「オレンジ」をテーマに作品を発表致します。作家が自発的に選択するのではなく、決められた共通の一色を課題とし、作品を創り上げていただくという取り組みです。「オレンジ」とはどういう色なのか、「オレンジ」をどのように使うのか、「オレンジ」をどのように魅せるのか・・・四人四様の「オレンジ」を存分にお楽しみ下さい。
ロウ 直美 | eN arts
→過去のシリーズはこちらからご覧いただけます。
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日常的な出来事や現象をもとに人と環境の関係性を考察し、インスタレーション、映像、立体など様々な形態にて作品を制作しています。
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作品は特定の意味を有さず、複数のイメージを内包しながらただそこに在るだけである。
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meltransは、鉄板とビニルを火で熱して定着させる工程を何度も繰り返す手法で制作を行っている。その制作過程の構造上、新しいビニルを重ねる時には、すでに定着しているビニルの層を再度火で溶かすことになる。ビニルはとても熱の影響を受けやすく、火をあてるだけで収縮し変形し液体へと還元されていく材質である。そのため、新たな層を重ねるたびに、下の層とそれが形作る画面全体が否応なく変化を促されていくことになる。
例えるなら、乾かない油絵を描き続ける感覚に近いかもしれない。絵具はいつまでも硬化せず、次の一筆を置くのに合わせて元の絵も大きく変化する。
その様子はまるで画面全体が生成し続けているようでもある。それは、火を掴まえることにも似た、徒労とも取れる行為なのかもしれない。しかし、その終わらなさの中に、次の一筆の可能性が潜んでいるような気がする。
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目の前の今は認識不可能ですが、様々な変換によって絵画にするとどうなるのか、ということをしています。
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-出展作品-
-展示風景-