eN arts

EARTH WIND & FIRE

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EARTH WIND & FIRE

桑田 卓郎 | 迫 鉄平 | 田中 真吾

2020年9月4日(金)- 9月27日(日)
会期中 金・土・日 12:00-18:00 開廊
アポイントメント 承ります
入場無料

ニュイブランシュ2020 : 10月3日(土)15:00-21:00
KYOTOGRAPHIE 2020

ご協力(五十音順) : CANON・KOSAKU KANECHIKAnordique

eN artsは「LIFE WITH ART」を基軸とし、国内外で活躍する作家をご紹介して参りました。美術館やギャラリー等の非現実的空間で芸術作品と向き合い鑑賞することは素晴らしいことです。かつて見たこともない衝撃的な作品に出会った時には、胸高鳴りワクワクしますし、大好きな作品をみつけ、その前に立つと、身動きが出来なくなる程の感動を味わいます。そんな作品と共に生活したいと思ったことはありませんか? 本展 EARTH WIND & FIREは「生活空間に現代アート作品を取り入れ、大好きな作品を愛で日々楽しむ」をテーマに企画しました。ご出展下さるのは EARTH(土):陶芸の桑田卓郎、WIND(風):風を感じさせる(私の個人的な意見ですが)映像作品を制作する迫鉄平、FIRE(火):様々なメディアや手法で火を表現し続ける田中真吾です。第一線で活躍する現代作家の作品と北欧家具などがコーディネイトされ、いつもとは異なる雰囲気のeN artsで「LIFE WITH ART」をお楽しみ下さい。

桑田卓郎: 2001年 京都嵯峨芸術大学短期大学部卒業。2007年 多治見市陶磁器意匠研究所修了。「梅華皮」や「石爆」などの伝統的な陶芸の技術を用いながらこれまでにないポップで独創的な作品を制作しています。ファッション界でも注目され、LOEWEの2020-21秋冬コレクションでは衣服の一部に陶芸を取り入れるという大胆なファッションに桑田氏の陶器パーツが起用されました。

迫鉄平:2010年グラスゴー芸術大学交換留学。2017年 京都精華大学大学院芸術研究科博士後期課程満期退学。2015年 キヤノン写真新世紀グランプリ受賞。決定的な瞬間を捉えるスナップショットを間延びさせたり、あるいは様々なショットを細切れに挿入したり…まるで写真の延長線上にあるような動画作品は鑑賞者を惹きつけます。

田中真吾:2008年 京都精華大学大学院芸術研究科博士前期課程芸術専攻修了。2019年VOCA出展。在学中より一貫して「火」を題材に、「火」を材料・道具・手段として駆使しながら、様々な角度から「火」を表現する作家で、「焼く」「溶かす」という意志が関与する人為的な行為と「燃える」「溶ける」という人がコントロールできない現象の狭間を往き来しながら制作を続けています。

*Press Release

桑田 卓郎
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桑田卓郎「茶垸」 | 2017年 | 磁土、釉薬、顔料、白金 | H170xW142xD140mm Photo by Keizo Kioku ©Takuro Kuwata, Courtesy of KOSAKU KANECHIKA

桑田は茶碗を主軸に、常に陶芸の枠を超えた独創的な表現を探求し続けてきました。
伝統技法に基づきながらも、その表現を現代に置き換え、場所、歴史や自然、時代と対話をし続けることにより、伝統とコンテンポラリーを融合させ、また時には相互に刺激し挑発し合うような、他に類を見ない作品を生み出しています。大胆にデフォルメされた形やポップな色彩による、オリジナリティ溢れる作品は、国内のみならず海外でも高く評価されています。

*桑田卓郎 CV

迫 鉄平
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迫鉄平「氷」 | 2019年 | 15 min 22 sec | 映像

街で何かを発見し、思わず「あっ」とカメラを向けシャッターを切る。「あっ」は“あるがままの姿”として、いとも簡単に定着していく。このようなスナップショットの手法を、映像(=連続した写真)へと応用する。写真の決定的瞬間「あっ」は映像という時間の中で「あーーー」と引き伸ばされ、被写体は無防備な本来の姿を露呈することになる。写真というメディアの持つ特性や限界を考察しながら、「写真のようなもの」を用いて作品を制作している。

*迫鉄平 CV

田中 真吾
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田中真吾「re:trans #064」 | 2020年 | H305 x W300 x D55 mm | mixed media ©Shingo Tanaka

火と接するとき、あらゆる物質は燃焼によってその姿を変化させる。

紙や木材の炭化、石油製品の液状化、金属の湾曲など、火によって引き起こされる物質のリアクションは様々だが、私はこれを強調・反復・積層させることで、通常の燃焼による変化のなかだけでは見慣れない質感や状態として提示する。

 

一方で、影響を受けるのは物質だけではなく、火もまた、存在するためには何かを焼失し続けなければならない。
その姿を留めるための支えを自ら失い続ける自己矛盾した火の特性を考えるとき、私の制作過程も「作る」ことと「壊す」ことが同時に発生する状況の上に成り立っていると言えるのではないか。
素材を組み上げては燃焼によって崩す反復作業の中で生成と解体は入り混じり、どちらも等しく制作のプロセスとなる。

 

私はこうした性質を持つ作品を通し、作ることと壊すことの両義性と、その中で決断される作為と偶然の境界を探っている。

*田中真吾 CV