かぎろいの輪郭
田中 真吾 個展
2013年10月4日(金) – 10月27日(日)
会期中 金・土・日 12:00 – 18:00 開廊
オープニングレセプション : 10月5日(土) 18:00 – 20:00
アポイントメント 承ります
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尚 10月5日は 「ニュイ・ブランシュKYOTO 2013〜パリ白夜祭への架け橋〜現代アートと過ごす夜」http://www.city.kyoto.lg.jp/sogo/page/0000153829.html 関連イベントとして20:00-20:30 田中真吾による作品解説を予定しており、22:00まで開廊致します。 是非ご参加下さい。
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かぎろいの輪郭
ふだん、私たちが見ている火のそのほとんどは制御された火である。
目的を与えられ、粛々と燃やし、役目が終わるとすぐに消し止められる。
そこには、暴れださないように知恵を絞り、扱い易いように技術を発展させてきた人の歴史の積み重ねがあり、その基盤の上に今の私たちの生活が成り立っている。
私が制作で使用する火も例外ではない。
静かに燃え上がった火は、煙と灰を自身が存在したことの証として残しながら次第に小さく細くなり、やがて消失する。その様子は、高揚よりも静寂を、華々しさよりも沈黙を、見る者に喚起させる。
それは、とても理性的な火だ。
そして、同時にとても儚い。
私はその儚さの中で形を探していく。
2013.9.1 田中 真吾
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-出展作品-
-展示風景-
