exhibition 8
白子 勝之 個展
2018年2月2日(金)- 3月11日(日)
会期中 金・土・日 12:00-18:00
オープニングレセプション:2月2日(金)18:00-20:00
アポイントメント承ります
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1984年滋賀県生まれ。京都市立芸術大学大学院美術研究科工芸専攻漆工修了。
白子勝之は檜、楢、シナ等から 造形に最適な材や漆・顔料を選び抜き 作品を創り上げ、それらの作品は大きくASSEMBLE, CONNECT, SCATTER, SCRIBBLE JUGGLE の5シリーズに分かれます。(各シリーズの詳細は別紙を御参照下さい) 作品制作のみならず日常生活においても自身のこだわりを保ち続け、美への追求を怠らない白子勝之。陶芸・漆工・絵画・彫刻・写真・・・あらゆるジャンルに於ける自身の美意識を複数の自然界の造形物から得たモチーフに凝縮する。作品の美しさのみに焦点をあて、完成した作品は意味を持たず、息をのむ美しさだけが際立つニュートラルなスタンスを保っています。
弊廊において8度目となる白子勝之個展「exhibition 8」では前回の個展でデビューした新シリーズJUGGLEの作品を中心に、SCRIBBLE、 そして新たなるシリーズ(シリーズ名未定)をご紹介する予定です。全て新作となります。乞うご期待! 是非 御高覧下さい。
ロウ 直美 | eN arts
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作品は特定の意味を有さず、複数のイメージを内包しながらただそこに在るだけである。
穏やかさと儚さを帯びた空間は虚でありながらも鋭く心を揺さぶるように思う。
白子 勝之
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各シリーズの詳細
【CONNECT】
植物、動物、食物など有機物の一部に、それだけのために創られた漆のオブジェを、まるでオートクチュールの衣装を纏わせるかのようにあしらい、有機物と漆のオブジェが最高に美しい状態を写真に納める作品。
【SCRIBBLE】
フリーハンドで描かれた何百もの線描(スクリブル)の中から選び抜かれたものを拡大し、その線描を一枚の板(多くの場合はMDF)から立体的に削り出す。さらには 別途 創られた艶やかな漆のパーツをその立体に組み合わせ完成させる作品。
【ASSEMBLE】
繊細に彫り上げた木のパーツに漆や顔料を それぞれの造形に最もふさわしいバランスで必要最小限に施し、それらを緻密に組み立てて造る建築的な作品。
【SCATTER】
空に浮かぶ雲、庭園の苔、海間に浮かぶ波泡、はたまた箱から飛び出してしまったジグソーパズルのピースのように木彫パーツが散らばる作品。同時進行で作成した複数の木彫パーツをそれぞれ単体で見せることもある。
【JUGGLE】
穴の開いたパーツを作り、その穴に籐を差し込むことにより様々な方向にしなったりうねったりするラインの造形美が作品として成立するシリーズ。籐が描く優美なラインはパーツの形状だけではなく、湿度や温度などの環境によっても変化する作品群。
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-出展作品-
-展示風景-