eN arts

WORDS LIE Ⅱ

松田啓佑個展

0

→ENGLISH

KM-DR-10-030

WORDS LIE II
松田 啓佑 個展

2011年2月4(金) – 2月27日(土)
会期中 金・土・日 12:00 – 18:00
オープニングレセプション : 2月4日(金) 18:00 – 20:00
アポイントメント 承ります

昨年 京都市立芸術大学大学院修了後初の個展「WORDS LIE」が注目を浴びた松田啓佑による二度目の個展「WORDS LIE II」を開催いたします。松田はメディテーションによって浮かび上がる「漠然としたイメージ」をキャンヴァスや紙上に表現します。それらのイメージは「日常に何気なく存在するもの」から「心に潜在するとらえどころのない何か」にいたるまで 多岐に渡ります。松田の大胆な筆遣いと絶妙な色使いは自由奔放であり、独自の世界を創出しています。作品に見られるスピード感と力強さは潔くエネルギッシュであり、他に類を見ないユニークさは特筆に値します。本展において特に注目していただきたいのは 松田が画材として挑戦した「模造紙」。アクリル絵具をのせることにより滑らかな紙の質感を変貌させ、作品に更なる趣を与えております。松田の作品は言葉や説明を必要としません。心を解き放ってご鑑賞いただければ幸いです。

ロウ 直美 | eN arts

自分がリアルだと感じている時のイメージを絵に描いています。
絵に描くと絵になって自分に帰ってくるので、そこが好きで描いています。 主にそのイメージを感じながら目を瞑って一気に描くような感じが多いですが、平気で自由に絵が描けるように試みています。

松田 啓佑

美術の世界で「上手さ」は必ずしも褒め言葉ではない。我々が絵の上手さの判断基準とするような美点を見事に欠いている松田作品の最初の洗礼は失笑パワー炸裂である。その独特の濁った色調や力強いストロークに気がつくのはその後だ。そして、確かにこんな画家は他に類を見ないことに思い至るのである。ヘタとしか言えない奇妙なイメージを、迷いのない正確さでなぞり続けている。その曰く言いがたい魅力は、標準的美意識を無視したこの単純な正確さから発している。17 世紀朝鮮民窯の、熟練した職人たちが生み出した奇跡のようなヘタさに近いかもしれない。

美術評論家 清水 穣
美術手帖 2010.02 vol. 62 NO.934 REVIEWS 月評
第18 回 正確な「ヘタさ」より抜粋

PRESS RELEASE
CV

-出展作品-

-展示風景-